6月9日(日)の調査は10名参加で、先月で生物調査は終了し、午前中は御陵の谷、試験区の鏡でカタクリの種を確認しました。午後は炭の谷下部で下草刈りをしました。Nの谷、炭の谷でイノシシの侵入跡も確認しました。
調査月日 2019年6月9日(日) 調査時間 9時30分~15時 天 候 晴れ
参加者 近藤(き)、谷口、吉野、中河、大庭、安田、中山、深瀬、坂梨、小森
活動報告
1. 状況 晴れて、気温も18℃、気持のいい日だった。
2.3年間続けた生物調査は先月で終わり、これからは生物観察として楽しむことにする。
3.調査日には、各チームで取り組みたいテーマ活動を主体としていく
4.カカクリの結実が極端に下がった問題に関する意見交換。
・種ができない原因として 昆虫以外の要因に、カタクリ自身に問題がないかを見るため、人工他花授粉を行い、その結果、受粉を行った7本共 大きな実ができ、7個の実で、93個の種が取れた。したがってカタクリには問題がなく、昆虫が少ないのが原因であろう。
・イノシシが入ったことが何らかの影響を与えていないか。
御陵と、鏡の種の出来具合を見て、Nと炭の種の出来具合を比較してみる。
結果;御陵;観察路沿い1m×30m 実の殻14個。 例年と比較してかなり少ない。
鏡 ;これまでに比べて、種が極めて少ないように思える。
御陵・鏡共実は少なく4つの谷とも同じで、イノシシ侵入の影響ではなかった。
御陵の谷の13個の実の中の種の数は、すでにはじいていた種もあり最大が18個、最小が3個だった。
鏡の谷の6個の実の中の種の数は、最大が12個だった。
・今年は訪花する昆虫が少なかった。ギフチョウも吸蜜しているところが見られなかった。
5.昼食時
近藤さん作のがらたてのばっぱ餅や、中山さんのうめゼリーやキュウリの漬物、小森さんのオーストラリアのお土産 、谷口さんのドライフルーツ、 坂梨さんのミニトマト、深瀬さんのお菓子をいただきながら談笑した。
6,午後の活動
・Nの谷にイノシシが入っている痕跡を発見、数か所掘り起こされていた。侵入路を探したが発見されず。
炭の谷にもイノシシの侵入の跡が見られた。 事務局で調査対策計画を検討していただきたい。
・花の自然移動調査チーム 炭の谷下部東斜面のホウチャクソウを全員で刈り取る。3倍体のホウチャクソウは葉がなければ、ランナーが走らないことより、刈り取り作業でホウチャクソウの広がりを止めることにした。約8m幅×10m奥行き。草本のウバユリ、オカタツナミ、エンレイソウ、ツルカノコソウと今回、木本は抜かずに残している。
7,7月の調査日 2019年7月17日(水)